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バランスボールで腹筋トレーニング


腹筋トレーニングで大事なことは、“メインの腹直筋にどれだけ大きな負荷を与えられるか”と言うことです。 勿論、中には回数を百回以上行ったり、ダンベルやプレートなどを抱えて負荷を大きくしたりする方もいるかと思います。

でも、その前に自分が“どれだけ腹筋を十分に使えているのか?”を考えるべきだと思います。

筋意識が弱い人は、なかなか腹筋を十分に利用できず、仕方なく“回数”や“重り”に頼りがちになります。

それも、間違いではありませんが、その前に腹筋への意識を高めてみると、もっと効率的に最大の結果が得られると思います。

今回ご紹介するのは、バランスボールの上で行う腹筋運動です。

これは結構、雑誌などでも度々紹介されている運動のひとつですが、やり方次第ではこのトレーニングのみでも、立派な“シックスパック”を作ることが出来ます。

現に、私は昔こればかりをやって、腹筋を完成させました。

腹筋運動を行う前に、まず確認しておきたいことは、メーンとなる腹直筋はどこから(起始)どこまで(停止)あるのか?ということです。

正解は、起始は“恥骨”、停止は“みぞおち”です。

簡単なクイズの様ですが、これを無視して動かしている人をとても多く見かけます。

つまり、腹筋運動とは“頭を何回持ち上げられるか?”の運動ではないと言うことです。

“みぞおち”が“恥骨”に向かって距離を縮めることで、“胸(胸郭)”が引っ張られ、結果として“頭”が持ち上がるだけなのです。

しかも頭の重さは平均して体重の10%ほどもあり、体重70㎏だと約7㎏もあります。

これを胸郭と共に引っ張り上げるのは、腹直筋に相当な重さが掛かるはずなのですが、見ていると皆さん結構簡単に“頭”を上げられていますよね?

つまり、それが腹筋運動の効きにくい原因の一つなのです。

語りだすと長くなってしまうのが、私の悪いところですね…。

なので、腹筋運動全般のポイントは今日はこれくらいで辞めておきます。

さて、動画の腹筋運動について少しだけ説明します。

ポイントは幾つかありますが、最大のポイントは特に伸展時のお腹を凹ませる動作、または“引き上げ(ドローイン)”動作と言った方が、分かりやすい人もいるかと思います。

この“ドローイン”を行うことで、お腹を引き締めるインナーマッスル“腹横筋”が働き、それと同時に腹直筋の伸展をより強い負荷をかけられます。

上体は起こしすぎると、腹筋が休んでしまうので、腰はボールに押し付けたまま、胸郭が起き上がったポジションで止めてください。

このとき、恥骨も持ち上げて、腹直筋を最大限に収縮してください。

伸ばして行く動作時も気を抜かず、常に腹直筋を緩めずに、ゆっくりペースで行うと効きやすいです。

そして、スタート時の最大伸展のポジションまで戻り、緩めることなく、再び“ドローイン”から始めてください。

回数は15回~20回を、2~3セットで、しっかり効かせにいってください。

これで足りない人は、“腹筋が強い”のではなく、“筋意識が弱い”人かもしれません。


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